2002年頃から急速に広まったブログというツール。
そのブログからファッションの新しい流れに発展する人物が登場した。
若干13歳のファションブロガー タヴィ•ジェバンソンである。
彼女はアメリカのファッションブロガーでありD&G、Y3、MARC JACOBSなどのファションショーに招待されフロントロウにアナ ウィンター(US VOGUE編集長)などとともに座り込む女の子である。
至って普通の家庭で育った、彼女は11歳のときにファション好きが高じてSTYLE ROOKIEというファションブログを始める。(ちなみに彼女はコムデギャルソンがお気に入りのご様子)
このブログがファッション関係者の目に留まり一気に噂が広まることになるのだが、
まさに今、雑誌がどんどん廃刊になっていく中、まさに彼女のような子の出現はメディアの転換期にやってきている新旧交代期の象徴的現象とも呼べるのではないであろうか?
ナチュラルボーンハイテクノロジー、ナチュラルボーンインターネット世代の彼女たちの世代において、「好き!」「伝えたい!」というただ単に根源的なエネルギーがファションのショーの現場やタヴィの様にヒューチャーされPOP MAGAZINEの表紙を飾るということに代表されるリアルな世界になだれ込んでくるという、一昔前にはなかったことであるし、90年代以降のFASHIONのコマーシャル化という現状を打破していく何かエネルギーを感じ、新しい鼓動が感じれる瞬間でもある。 いずれにせよティーンエイジャーという複雑な年齢であり、今の多様化した世の中での彼女の動向をしばらく見守っていきたいという気持ちにかられる。
TEXT BY KESO