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  • Posted on
    2010.03.28
  • posted by kenshin.

moon spoon saloonの実態



コーディネイト2009年コペンハーゲンファッションウィークを幕開けに彼女達のプロジェクトが開始した。
このプロジェクトというのは、ブランド自体が一生残るという物ではなく、99体の洋服を作るという定義で始まっている。
今までにない新しいプロジェクトであり、尚かつ斬新なスタイルである。
ファッション業界も不況の中いろいろ模索し、商品を立ち上げている状況、この「moon spoon saloon」というのは、自分自身の大好きなファッションを、より面白く巧妙な交わりを見せるために立ち上げられ、そして勢いをつけたまま加速しているブランドである。
軸であるsaraとtalとnoamは、それぞれ別の職業であり、別々の道を歩んでいたのだが、時折一緒に仕事をする機会があり、その切っ掛けで集まり、企みプロジェクトを進行して行った。







最近のファッション状況を見てみると、モードで一風変わった切り口の洋服や、ディティールがそれぞれ違ったり、テキスタイルも幅が広く頼もしい洋服が多いと感じる中、表面的ではなく、より深く考えられ、研ぎすまされたブランド。

そして、ファッションのあり方、楽しみ方、自分自身を布でまとうという行為をどれだけ自己表現出来るのか、そんな感覚を味あわせてくれる。

斬新なだけじゃ面白くなく、ストーリー性の読めるような物、その人の感情を浮き彫りにする佇まい。

そんな夢のような物が宝箱に詰まっているブランドである。

彼女達の洋服の作り方は独特で、アートとファッションを融合させ、ほかのブランドとは違う視点で進められている。saraとtalは二人でいろいろなアイデアを出し、おしゃべりをする、talは会話をしている間に、その話をスケッチするのだそうだ。そしてスケッチを持ち帰り、saraが自身の事務所に戻り時間をかけてスケッチを解読し、彼女のチームと一緒に構築し、デザインしていくのである。


世にも珍しいコラボレーション、現在のダイナミックなモードファッションを駆け巡る。
アートとファッションの融合、これらの事はなかなか考えようとも、表現するにはかなりの集中力とひらめきが必要である。大切に大切に考えられ、暖められ生まれた「moon spoon saloon」 着る人の、イマジネーションをかき乱される感覚というのは、実に喜ばしいものです。



moon spoon saloon

ファッションデザイナーのsara sachs、画家のTal R、フォトグラファーのNoam Griegstらによるコラボレーションから生まれる限定生産のファッションブランド。アートとファッションを独自の世界観で融合させている。





TEXT BY NOKU

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