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  • Posted on
    2009.04.18
  • posted by kenshin.

INFORMATION DIETING





現在、世界規模で発展途上国では目に見えない膨大な情報量が溢れている.言われるまでもなく,ごく当たり前で,決して珍しい事でもない事?..
だが,そんな、当たり前になっている事を当たり前とも感じ取れないほど,実際は情報の渦に埋もれているように感じる.
生活の中で我々はその情報を無意識の内に追い求め,なくてはならない状況になっている. 果たしてそれにどれだけの人が意識し,気ずいているだろうか?
上記の図はその現象を表した分布図であり,形は変わるが,まさにマトリックス(映画)の世界に通ずる。
今に始まった訳でないが急速なデジタル化の普及により,インターネットと言う,時空をいとも簡単に飛び越えれる時代の産物が,生身の人間の脳裏にかなりのスピードで刻み込まれている..
それは,沢山の情報がインプットされ決して頭が良くなっているとは個人的には思えない,逆に,情報の多さに翻弄され,アウトプットもままならずに何が本当に必要なのかさえ,決断するのに一苦労するぐらい、不敏を感じる。
この状況が必然?的なのか,時代の流れなのか?,情報を網羅する代表的なツールがやはり携帯電話(モバイル)やPCの普及で拍車は掛けているのは言うまでもないが、その御陰で,いとも簡単に膨大な情報を得る事により今では,ビジネススピードや円滑さや生活になくてはならないぐらいのものとなっている。現在どれだけ,我々がその情報により生活をしているのか,客観的に検証したいと思う。
情報ダイエット?...ここ数年前からこのフレーズや意味に興味があり,個人的意見と少し参考資料も踏まえ紹介したいと思います。
まず、生活における,時間と共に情報を得る簡単な計算をしてみましょう。毎日,あなたは何分間テレビを見ていますか? 新聞,ラジオはどうでしょう?インターネットでもニュースを読んだり,RSSを追ったり,お気に入りのSNSで友人の日記を読んで,面白い動画があるというのでYouTubeに行ってみたりすることも多いと思います。
この全てに,トータルでどのくらい時間を使っているでしょうか?
今は膨大な情報が当たり前の様に私たちの注意を引こうとやっきになっている時代です。
仕事は忙しいですし,それでなくても自由時間は少ないというのに,新しいドラマは見たいですし,やりかけのゲームもクリアしたい,でも人並みに読書もしたいし,音楽も聴きたいし,メタボリックが気になるから運動もしたいと思うわけです。勿論,大切な人や家族と過ご為の時間を作ったり.生活の中でありとあらゆる時間の使い方がある訳です。
しかし,どんなに効率的なツールを使っても,全ての情報を摂取し,全ての活動を行うには私たちの生活には時間が足りなすぎます。何かをする為に何かをあきらめたり,その時々でセレクトをする時が来ているのです。
では,何をセレクトし,快く諦めて前に進めばよいのでしょうか? テレビやインターネットの制限は自分だけで主体的に実現可能な情報ダイエットですが,これに無駄の多いメールや電話のやりとり,内容の少ない携帯メールの送受信などといった他人とのやりとりにまで広げてゆくところに挑戦があります。目的は満足度を下げずに時間を解放することですから,「もう電話しないでくれ!(ガチャ)」といきなり交信を断つよりは,相手とゆっくりと新しいルール作りをしてゆくつもりで行ったほうが良いでしょう。 情報ダイエットを進めるときのポイントは,時の「計測」です。自分がどのような活動にどのくらいの時間を割いているのかを正確に計測して,偏っていないかを吟味してゆきます。 目標としては一日1時間の情報ダイエットが目安になると思います。一年間365日の毎日から1時間をダイエットできるなら,解放される時間は365時間。単純計算で,なんと週休2日8時間労働の職場の2ヶ月分の勤務に相当する時間を解放することができるのです。 本当に大事なことのために時間を空ける...ここが非常に大切であり,非常に難しい事... しかしこうして時間を空けてみても,何も考えずにいると次第にその時間は無駄な情報摂取で埋められてしまいます。時間は空のままではいられません。何か自分にとって大事なことで埋めてゆくことが次の大事なステップです。 解放された時間を何で埋めるのかは一人一人の価値観が大きくかかわるところだと思いますが,おすすめなのが「時間のかかる趣味」と「人との会話」いわゆるコミニケーションです。 「時間のかかる趣味」というのは,言語の習得や,訓練が必要なスポーツ,長い時間をかけて制作するものなどです。これらは全て節約した時間が形となって残るものですので,解放した時間の価値が積み上がってさらに大きな満足を呼び寄せてくれます。 「人との会話」は携帯やメールではなく,肉声での会話のことです。これも解放された時間の使い方としては最適です。一見,時間がまた宙に消えてゆくようにもみえますが,人間関係を維持するのは長期的にみて最も大事な時間投資の一つです。節約した一時間で交わした会話が,後の人生全体に波及するような無限の効果をもつことだってあり得ます。 これが,日本のみならず,先進国の突きつけられている,最も忘れかけられている大切な事であり重要なポイントのように感じる。 こうした「情報ダイエット」の考え方がアメリカのライフハック界で大きな反響を呼んだのは,「能率的に仕事量を増やそう」というライフハックの当初の考え方に反しているように見えながら,実は「人生そのものをハックして幸せになろう」という最も大事な点を貫いていたからだと思います。 だからと言って、逆に free life やslow life 、またはロハス的?生活を送る事を目指すだけでもなく。。。じっくり五感を駆使して,膨大な情報網をかき分け,その時々,その瞬間、今自分に何が必要で何が不必要なのか判断し,何よりも瞬時にセレクト出来る感覚を養う事が重要であるように思う。只,決して選択した事を正しいとか間違っているとか追い求めたり,後悔したりするのではなく、セレクト出来る事を大いに楽しみ、人生を歩むのも,悪くはないかもしれません。
最後に,,「忙しい」「最近ばたばたしていて」といつも言っている人生か,それとも「ちょっと時間ができたんだ」と口にできる人生を選ぶのか。 あなたは,どちらを選びますか?


参照 http://lifehacking.jp

text by HM

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