紙ナプキンに鉛筆で走り書きするような落書きも、3,5メートルはある巨大なキャンパスに筆やへらで細部迄徹底的に描くような油絵も同じ様に楽しんで描いてしまう天晴れなアーテイスト。
決して鮮やかとも言えないが何とも引きつけられる色彩感覚、描かれているものも幅広く、時にグロテクスでエロテイック
またラブリーでキッチュなものもある中、善と悪が共存する絶妙なバランスの生を感じさせられる。
商業的志向を出来るだけ排除した創作スタンスは現代では希少なアーテイストの一人であり、
逆にダーテイーでアナーキーの様に見せかけてる節も垣間見れるような所が、ストイックさだけでない
絶妙な精神的なバランスも踏まえた現代が生み出した新たなアーテイストとしての形の様にも感じる。
全く流儀やカテゴリー等気にせず、只、思うがままに、感じるままに描き続ける。
一年中、ブルックリンのブッシュウィックにある隠れ家のようなアトリエで、週の6日安息日を除いて、描き続ける。
彼の感覚が楽しんでいるうちは。。。
John Copeland (ジョン・コープランド)
1976年カリフォルニア (California) 生まれの画家で、今は、NY のブルックリン (Brooklyn) 在住。
インタビュで誰から影響を受けたのかという質問に、
すべてさ。
本、音楽、俺が見るすべてのクソ、昨晩起きたあらゆること、その他ってところだよ。
text by HM