THE LAST SALON

PHILOSOPHY

THE SALONの立ち上げ直後に起こったリーマンショック、そこからEUの経済的危機やイギリスでの民衆の暴動、中東での民主化革命、BRICSの台頭、東日本大震災と未だ出口の見えない福島の原発事故など…。この4年の間に世界の人々の考え方や価値観は大きく変化しています。また、メディアの多様化が進み、情報やイメージが容易に入手できる環境にも関わらず、人々を取り巻く環境は、情報の質量がもたらすフラット化によって〝画一化〟の歩を早めている様に思えてなりません。

我々のヘアサロンというフィールドに目を移しても殆どのヘアデザインがカタログ化し、フラット化により画一化しています。本来の人のもつ美しさを追求し、もっと純粋であったはずの美容はシステムとしてビジネスに取り込まれ、〝美〟という価値が持っていた情熱や喜びは、遠く忘れ去られてしまった今、改めて「THE LAST SALON」というプロジェクトは、より現実味を増しはじめました。
ヘアスタイルは単に髪としての存在意義ではなく、本当の美しさを追求し表現すること、人々にはその人の生き方や思想や生活にともなった美しいスタイルが必要だと考えています。
もう、虚飾に満ちた情報は必要ありません。
私たちは、SIMPLE、DIRECT、NO CLASSICな考え方でクライアントと正直に向き合い、時を共有し、対話し、知り、真摯な態度と情熱で今までどのヘアサロンもなし得る事の無かった「おもてなし」を「THE LAST SALON」というプロジェクトでクライアントに提供するという事でPUREなLOVEを髪の毛に捧げています。