THE SALON STYLE JOURNAL

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L'Illusionniste director by Sylvain Chomet

イリュージョニスト  シルヴァン・ショメ監督 2010年作品

ボクのおじさん、play time,トラフィックなど様々な名作を60年代に残した名監督ジャック•タチ
あのフランソワ・トリュフォーやオーソン・ウェルズなどが大絶賛していたのだが、再評価が高まったのは1990年代後半だと言われている

私も彼の作品からはかなり影響を受けてきた
そのジャック•タチが主演となった映画がこの2000年代にできるとはまさか夢にも思わなかった!
当の本人は1982年に鬼籍に入られたが、ジャック・タチ監督が生前に執筆した脚本を、シルヴァン・ショメ監督が脚色し、ナント主役がジャック•タチ!
アニメ作品だからできた事だがシルヴァン・ショメ監督、「本当にありがとう この手があったか!」と言いたい。

しかもこのシルヴァン・ショメ監督品のアニメーション表現についてはとても素晴らしいもので彼の作品『ベルヴィル・ランデブー』は日本のアニメを見て育った日本人には全く違う角度のアニメーション作品としてコミカルでグロテスクな狂騒、静かな哀愁などフランス魂が詰まったものでかなりショックを受けた。

まさかその後になるアニメ作品がこのようなことになるとは!本作品はほぼ会話も無く映像そのもに入り込めるものとなっている、もちろん主役の奇術師はジャック•タチなので往年のユロ氏のコミカルな動きや必須アイテムの傘やコートや帽子がまた見れるとあってジャック•タチファンには必見、作品自体がかなりクオリティーが高いのでジャック•タチの作品見た事ない方でも十分見応えのある作品です 先日DVDもでたので見逃した方にはおすすめです

シルヴァン・ショメ監督 ありがとうございます  




  • 2013.5.18