THE SALON STYLE JOURNAL

THINGS

70'S JAPANESE CAR DESIGN

70年代はデザインにとって徒花的なものだったのかもしれない
技術進化に支えられて突出してきたデザインは尖るだけ尖りモダンの最先端を走ってきた
建築、プロダクツデザインを始めあらゆるものが遠い未来の予測的なモダンなフィロソフィーを形として表し続けたのだ
特に日本のメイン産業となり花を咲かせる自動車の部門に置いてもデザイン的にはトレンドリーダーであったドイツやイタリアにも負けないくらいの前のめりなデザインやコンセプトは目を見張るものがあった
「コンセプトカー」の部門においてはマスマーケットやエンドユーザー向けではなく今後のデザインの方向性を示すリミッターオフなデザインが目を見張る様な未来観を見せてくれ夢の世界へ誘ってくれた
しかしオイルショックを始めとした成長の限界から80年代に入り燃費改善のための空力研究が進みモダンデザインだけでは時代に対応できなくなり現実の世界に引き戻された「ポストモダン」なデザインに移行していくが皮肉にもその時代に日本車は世界を覇権していく
モダンデザインのテーゼだった「フォルム・フォローズ・ファンクション」みたいなデザインの時代は夢のまた夢の時代と過ぎ去ってしまった
今回はその今見ればあまりにも斬新であったカーデザインたちを集めてみました。




NISSAN 270X  1970


NISSAN 126X 1970



TOYOTA EX7 1972


童夢 ZERO  1978


NISSAN 216X  1971


ISUZU MX1600-2  1972

  • 2013.6.16