MR CHOW
アイコニックな風貌、繰り広げられるパーティーでの顔役、様々な顔を持つ男 MICHEAL CHOW
Vogue の赤毛の名物エディター グレース コーディントンの最初の夫と言えば分かりやすいのかもしれない
彼の行ってきた事は確実に７０年代から現在までNYのレストランシーンやカルチャーシーンを引っ張ってきた多くのうちの１人だ。
しかしアーティストや表現者という何らかを表現していくものたちとは違う角度でだ。
１９３９年の上海で京劇のスターの子として産まれた彼は１２歳でヨーロッパに移り住み裕福な家庭な子としてロンドンで教育を受ける。
その後ビジネスパートナーと共にロンドンでヘアサロンをオープンさせるも売却する。
ちなみにその売却した相手はレオナルドというヘアスタイリストなのだが後に彼はその店で一世風靡を巻き起こしたtwiggyのヘアを生み出すことになる
Chowは、その売却資金をもとに1968年にロンドンでモダンチャイニーズを売りにした高級中華料理点 MR CHOWをオープンさせL.A NYと次々に店舗拡大を図るとともにNYに移り住む。
モダン高級チャイニーズレストランという今までに全くなかったジャンルのレストランは事業としては大成功をおさめ巨万の富を手にし始めると同時にNYで彼はARTと出会い、狂ったように現代美術、家具などを蒐集しだすことになる
その蒐集は多岐に及びAllen Jones,Peter Blake,David HockenyなどのPOP ARTの作家の作品などを買い支えるようになり、事実上パトロンとなりNYのカルチャーを引っ張り、まだデビューしたての若手だった頃のジョルジオ アルマーニの才能をいち早く見抜き全ての自分の店はアルマーニにデザインさせたり、キース ヘリング、アンディー ウォーホール、バスキアなどを２番目の結婚相手Tina Chowを通じてサポートしてきた。
現在では２０１４年にオープン予定のL.AのTHE BROADと呼ばれる１３０億ドルをかけた現代美術館の立ち上げの１人としてボードされていて、今でも精力的にカルチャーやアートシーンを裏で支えるソーシャリストとして活躍する
