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Mikhail Nikolaevich Baryshnikov
バレエダンスがかなり注目されつつある
最近ではVOGUE USA誌ではボリジョイの貴公子DAVID HALLBERGや ニューヨークシティーバレー団のJUSTIN PECKをフューチャーし、CR誌などは創刊2号目でDANCE特集で特にバレーダンスに重きを置いた特集であった
そんな今注目のバレーを語るには避けては通れないのがミーシャの愛称を持つミハイル・ニコラエヴィチ・バリシニコフ
ニジンスキーの再来と言われ、空中への跳躍は宙で止まって見える、天井に届くかの様なジャンプ、圧倒的な表現力、何もかもが革命的であったミハイル バリシニコフ
冷戦時代のソビエト連邦のキーロフ・バレエ団(マリンスキー劇場バレエ団) に在籍していたが、ソ連の芸術に対する圧力に嫌気がさし1974年のカナダ公演の際、突如行方をくらましアメリカへ亡命する。
そこからのミハイル バリシニコフはアメリカでの肉体改造を試み筋肉で肥大した大腿筋を細くしながら跳躍などの力は以前よりも増すという素晴らしい肉体を手に入れる。
もちろん彼に人々は酔狂しパトロンは惜しむ事無く彼にお金をつぎ込んだ
彼が踊るための劇場ができたほどである
特に衝撃だったのは何と言ってもバレエダンスからコンテンポラリーへの転向、1980年代当時、バレエダンスとコンテポラリーは完全に分断されており、そこをつなげた人は1人もいなかったのだが、ミハイルはそれをやってのけた その後、振付と演出にも関わるようになりプロデューサーとしても才能を開花させダンス界のミダス王とも言うべく関わるものことごとくヒットを飛ばしていく、しかし、なぜか本業のバレエの講演で自ら手がけた新演出『白鳥の湖』は莫大な費用をかけた末に失敗に終わった
その後「ホワイトナイト(白夜)」や「愛と喝采の日々」等で俳優としても活躍。
現在はプロデューサーとして常に新しいものを発掘し、特に2005年にバリシニコフ・アーツ・センターを設立し、彼自身が提供した100万ドルを基金の一部とし、ダンスパフォーマンス、映画、室内楽の公演、セミナーなどを行っており
このバリシニコフ・アーツ・センターによって改修されたジェローム・ロビンス・シアターが、再オープンしたり、幅広くアートを支える活動を行っている
何よりも驚くべきは60歳を超えたいまでもスタイルを変えて現役のダンサーとしている事。
2009年にマッツ•エックとの共演は記憶に新しい
今、活躍するダンサー達に影響を及ぼし今も現役で活躍するミハイル バリシニコフの影響は今でも大きい。
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