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Trevor Paglen 〜シークレット•ポイントを暴く作家〜
以前、このブログマガジンの前身であるTHE MAGAZINEに人類未踏の地はあるか?みたいな事を書かせていただいたのだが、現在、テクノロジーが進化してGoogleマップなどで世界のあらゆる場所が覗け、全ての場所がマッピング化され、地上にはもはや人類未踏の地や未開の地など到達できない場所などは全く無いと思ってたのだが、ある意味人々がたどり着けない場所や衛星地図では見る事ができない場所が有る事が判明。
国防総省の秘密軍事施設がまさにそれである
現代では秘密軍事施設や最新型ステルス機などはもはや、現代の未踏の地、現代のUMAと成り代わっている事に気がつかされます。
昔からアメリカのCIAの秘密基地X51にはUFOの基地が隠されているとか、アメリカ軍の秘密基地が砂漠の真ん中にあり、見に行こうと試みると二度と戻らないとかの憶測の枠を出ない噂が流布したり都市伝説が跋扈する中、アメリカ出身のアーティスト トレヴァー パグレンの作品は凄い
「実験的な地理学」と言う様な命題を打ちつつ
アメリカ政府の地図には乗る事の無い辺境の秘密の軍事基地を丹念に調べ上げて危険を顧みず現地へ赴き、写真に収め、作品として発表している。
それらの作品は国防総省の秘密の軍事施設だけに及ばず、最新型のステルス型偵察機を被写体として追いかけ続け写真撮影に成功した作品や天文学関係者からのデーターを集め、夜空を煌びやかにまたたたく星の中に混じり、公式には存在しないアストラルの動きの飛び交う軍事秘密衛星を被写体にした作品などが上げられるのですが、どちらにせよ人々にはたどり着けない場所や幽霊を写すかのごとく有る意味、見えない被写体を映し出すアーティストである事に違いなく、その作品や姿は現代の冒険者であるし、現代のUMAハンターでもある。
しかも彼の作品は意図的に、地理科学、現代美術、ジャーナリズム、テクノロジー間の線引きをぼかしていて。何処にも属さない感じが絶妙な作品群となっている感じもします。
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